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過去の油職人今昔話

 

2014年10月

(10)前提

何かを行おうとするときに必要なことだが、前提を間違えると思い描く結果を得ることは出来ないかもしれない

例えば飛行機だが民間機と軍用機は同じ飛行機なのに前提が異なる

民間機は墜落しないことを前提とするが、軍用機は墜落することを前提として開発を行っている。

もし民間機の前提を軍用機と同じ前提とするなら、旅客機の乗客はパラシュートを背負わされて搭乗することになるだろう。

軍用機の前提を墜落しないとするなら、パイロットや乗員の脱出装置は装備されないだろうし乗員はパラシュートを背負わされることも無いだろう

バイクのドライブチェーンのローラーが回っていると前提していたらCPOは誕生しなかったかもしれない。

ボールベアリングを点接触と前提していたら、GRESIN[LG]は誕生していなかったかもしれない。

古く(かなり走行距離が増えるまで)なるまでエンジンの圧縮漏れは無いとか、ピストンのスラップ運動(首フリ運動)は仕方が無いとか、燃焼室内の潤滑はホーニングによる傷に溜まるオイルで十分なんだと前提していたらEGS[LIMITED]は誕生しなかったかもしれない。

燃費やパワーやトルクを大幅に改善するには燃焼効率を高める以外今のところ他に無い

手軽に出来るのはEGS[LIMITED]の使用である

EGS[LIMITED]使用したことの無いお客様は価格が高いと言われる。

でも効果持続が5000Km〜10000Km(走行距離、オイル交換、走り方等により持続距離は変わる)と言われたらどうでしょう?

そして、圧縮が上がることで燃焼効率が高まり燃費を大幅に改善できることも証明出来たEGS[LIMITED]の使用で起こるパワーやトルクの上昇を受け止める腰下の負担を軽減してあげたいと前提することで生まれた商品がエンジンオイル添加剤EGAである。

又、湿式多板クラッチを強化したり、放熱量を多くしたいと言う長年の課題もサブ前提としたことで、おいらが求める多目的な機能を与えることができた。

もしEGAやエンジンオイルの開発時に「燃費を良くする前提」を与えていたらEGAもエンジンオイルも創ることが出来なかったと言える。

燃費の改善はエンジンオイルやエンジンオイル添加剤で大幅に良くする事は今のところ無理である

湿式多板クラッチ密着はスプリングで行っていると前提したらEGAやエンジンオイルの湿式多板クラッチの強化性能は生み出すことが出来なかったかもしれない

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